今日も地球の上では☆2
休み明けの仕事は、ちょっと戸惑いがあった。
職場で、今までと変わらずに居られるか、心配だったから。
でも幸い、休み明けは純さんと他県の現場へ出張だったから、他のみんなと顔を合わせる前に出発で、ちょっとホッとした。
長時間移動の現場へ行く時は、いつも交代で運転をしている。
純さんは朝が苦手なので、私が先発で運転をするのが暗黙の了解。
チラッと助手席を見ると、ちょっとだけシートを倒して、目を瞑っている純さんが居た。
なんだか、不思議。
こうしていると、『上司と部下』の以前と変わりないままのような気がする。
昨日、目覚めた後の純一郎さんは、ドギマギしている私とは逆で、いつもと全然変わりが無かった。
私達……本当に、何か変わったのかな?
あっ!
私……純一郎さんに、プロポーズの返事をちゃんとしていなかった。
きっと、返事をしなくても、分かっているんだよね?
ねぇ、純一郎さん?
「風花」
ドキッ
心の中で呼び掛けたタイミングで名前を呼ばれたから、ビックリしてしまった。
「はい?」
「Uターン、してくれないか?」
「えっ?」
意外な事を言われて、思わず声が裏返った。
いや、でも……。
「ここではUターンは無理ですよ? 戻るなら、この先のトンネルを過ぎた所の簡易パーキングに1度入ってからでないと」
ここは一応舗装されてはいるけど、車が擦れ違うのがやっとの山道。
後ろから車も来てるし、Uターンなんて無理なのに……どうしたんだろう?
そう話しているうちに、トンネルが見えてきた。
職場で、今までと変わらずに居られるか、心配だったから。
でも幸い、休み明けは純さんと他県の現場へ出張だったから、他のみんなと顔を合わせる前に出発で、ちょっとホッとした。
長時間移動の現場へ行く時は、いつも交代で運転をしている。
純さんは朝が苦手なので、私が先発で運転をするのが暗黙の了解。
チラッと助手席を見ると、ちょっとだけシートを倒して、目を瞑っている純さんが居た。
なんだか、不思議。
こうしていると、『上司と部下』の以前と変わりないままのような気がする。
昨日、目覚めた後の純一郎さんは、ドギマギしている私とは逆で、いつもと全然変わりが無かった。
私達……本当に、何か変わったのかな?
あっ!
私……純一郎さんに、プロポーズの返事をちゃんとしていなかった。
きっと、返事をしなくても、分かっているんだよね?
ねぇ、純一郎さん?
「風花」
ドキッ
心の中で呼び掛けたタイミングで名前を呼ばれたから、ビックリしてしまった。
「はい?」
「Uターン、してくれないか?」
「えっ?」
意外な事を言われて、思わず声が裏返った。
いや、でも……。
「ここではUターンは無理ですよ? 戻るなら、この先のトンネルを過ぎた所の簡易パーキングに1度入ってからでないと」
ここは一応舗装されてはいるけど、車が擦れ違うのがやっとの山道。
後ろから車も来てるし、Uターンなんて無理なのに……どうしたんだろう?
そう話しているうちに、トンネルが見えてきた。