地獄からのメッセージ
どうやらここは、武器保管庫らしい。
沢山の弾頭や重機関銃、それにPT爆弾の類から地雷迄ご丁寧に置いてある。
信管の抜かれてある弾頭を開き、近くの箱を開けて信管を探し装着していった。
それにPT爆弾と地雷も一ヶ所にまとめてタイマーを取り付け、1時間後にセットしておく。
機関銃の中から、六二式機関銃と六四式自動ライフル、そして六百発入りの保
弾箱を数個、その横の箱の中から出てきた手榴弾を数個ベルトに刺し込み、その小屋から出て、もう一度ドアにロックを掛けて、大きな工場の方に向かって身を低くしながら走った。
建物の横にある用水路のような物を辿って行くと、その先には大きな配水管があった。
その入り口には、ネットも何も張っていなかったので、身をかがめてその中に入って行った。
かなりの悪臭がして、目眩を起こしそうに成りながらも奥に進むと、其処には巨大な地下工場の廃棄物が溶解されている所であった。
其処から上に向かって鉄梯子をたどり、遂に工場内部に侵入する事が出来た。
― そろそろ30分が経過したはずである。時間が無い。―
急いで中を探り、遂に工場の中にあるミサイルを組み立てている一画に辿り着いた。
俺は、そこに身を潜め小屋が爆発するまでの時間を待った。
そして、数分後・・・・・・凄い地響きと共に爆発が起こり、寝ていたであろう大勢のスタッフが慌てて何かを叫んでいるのが聞こえた。
が、それは日本語ではなく、朝鮮語らしき言葉であった。
それと同時に俺は飛び出し、腰に装着していた手製の爆弾を逆さまにして数秒待ってから近ずいてくるやつらに向けて投げつけた。
その瞬間、空中でビンが破裂して体中に鈍い音をたてて突き刺さっていった。
その後、工場の各部屋に手榴弾を放り込んでいった。
爆弾が無くなると、今度は六四式の自動ライフルに弾を装着して、俺の顔を見た奴を片っ端から消していった。
装弾ベルトがうねりながら機関部左側に吸い込まれて行き7.62ミリNATOの空薬莢と、バラバラになった装弾リンクが飛び散っていった。