桜空2

「――はぁ…」



私は部屋の畳みに座り込む。



なんだか疲れたわ……



いきなりあんな手紙が来るし…



そして何より、佳代さんの登場。


まぁどんなことをされようと、私は引き下がる気はないけど。



空を好きな気持ちは負けないから。



空も……私を好きでいてくれてると思うから。



ごめんなさい佳代さん



空は



空だけは



譲れません。



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