桜空2
「そんな可愛い顔されたら我慢できない」
その甘い言葉に胸が高鳴った。
「そ、空……っ」
「――このまま布団でいい?」
空は私の手を掴み、歩き出した。
――着いた先は私の部屋。
「……楓の間じゃあ皆いるし無理だから」
えっ…
するの!?
本当にするの!?
空は私の返事を待たずに部屋を開けた。
「ちょっ…空!?」
私は空に手を引かれながら戸惑いながら着いていった。
既に敷かれてある布団にゆっくりと押し倒された私。
「ほ、本当にするの?」
「嫌なの?」
空の綺麗な瞳に見つめられて動けなくなった。