桜空2
「姫様、今日も殺陣見せてくれるんですよね!?」
「えぇ!!喜んで見せるわ♪」
「やったぁ!!みんなー!!姫様が殺陣見せてくれるって!!」
「やったぁ!!姫様っ!!早く見せて下さい♪♪」
「はいはい♪今やりますよ♪」
私は剣を持ち、海と向き合った。
「――はぁっ!!」
カンカンカン!!!
「わぁ…!!すごいねー姫様!!見てあの動き!!すごく綺麗!!」
「えぇ!!それに海様もすごく綺麗な型ね!!」
「やはりあのお2人はすごいのよ!!姫様に、その守り役の海様……ほんと憧れちゃうわ!!」
「――ハァッ、ハァッ…」
「お疲れ様!!海!!」
私は殺陣を終えた後、海にタオルを渡した。
「ありがとう桜。やっぱりあなたはさすがだわ!!敵わないもの」
「そんなことないわよ!!海は筋が良すぎるから動きについていけないもの」
「ありがとね、桜」
殺陣を終えた私達は剣を磨き、しまった。