桜空2

「姫様、今日も殺陣見せてくれるんですよね!?」



「えぇ!!喜んで見せるわ♪」



「やったぁ!!みんなー!!姫様が殺陣見せてくれるって!!」



「やったぁ!!姫様っ!!早く見せて下さい♪♪」



「はいはい♪今やりますよ♪」



私は剣を持ち、海と向き合った。


「――はぁっ!!」



カンカンカン!!!



「わぁ…!!すごいねー姫様!!見てあの動き!!すごく綺麗!!」



「えぇ!!それに海様もすごく綺麗な型ね!!」



「やはりあのお2人はすごいのよ!!姫様に、その守り役の海様……ほんと憧れちゃうわ!!」



「――ハァッ、ハァッ…」



「お疲れ様!!海!!」



私は殺陣を終えた後、海にタオルを渡した。



「ありがとう桜。やっぱりあなたはさすがだわ!!敵わないもの」



「そんなことないわよ!!海は筋が良すぎるから動きについていけないもの」



「ありがとね、桜」



殺陣を終えた私達は剣を磨き、しまった。



< 34 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop