桜空2

「稽古なら大丈夫!!俺かなり前から練習してたし、いいだろ今日の所は終了ってことで」



空はニカッと笑った。



「そっか。じゃあ一緒にいられるね!!」



私は満面の笑みを返した。



「おう!!んじゃどこ行く?」



「ん〜…城の外だとバレたりしたらまずいから私の部屋行く?」



そう。



今は婚約の大事な次期だから、むやみに外に出て悪党に捕まったりしたら大変だし私達はあまり城の外には出ないようにしていた。



「だな!!そうすっか♪」



空は私の肩をグイッと引き寄せた


「ちょっと空!!みんないるのに…」


「ん?別にいーだろ!!俺達、婚約してんだし」



まぁ確かにそうだけど…



空って意外と大胆?



私はそんなことを思いながらも空に肩を抱かれながら自分の部屋に向かった――…



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