桜空2

私は声にならない声で空の名前を呼んだ。



そんな私に空は優しい笑顔を見せ、おでこにキスをした。



好き。



大好き。



あなたが好きすぎて…苦しいくらい…。



「あ……っ…」



全身にキスを落とす空の愛撫に呼吸が乱れ、体をよじる。



きっと私の顔は真っ赤なんだろう


そして――



「……桜…入れていい?」



耳元で低く囁かれて心臓が壊れるんじゃないかってくらいドキドキした。



この人は、どれだけ私を虜にすれば気が済むんだろう。



私の心臓、絶対にもたないよ…



私はゆっくりと頷いた。



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