Memory...
心の支え
「好き、なんだけど…」
「…ゴメン」


あたしは頭を下げた後、黙ってその場を去った。



古谷有奈(フルヤ アリナ)。
中学2年生。

忘れられない人が居る。
そして、忘れられない恋がある。


彼はあの日言った。
「幸せに出来なくてゴメンな」


今でもまだ鮮明にあの日の彼の表情が、声が、周りの景色が…

脳裏に焼き付いて離れない。

ずっと一緒だと約束したはずなのに。


何で…?
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