Memory...
眠りにつけば、あの人が夢に出てくる。

依存症?と思うくらいあたしの心はあの人で埋めつくされてる。

過去にとらわれてちゃいけない。
でも忘れられない。
どうすればいいの?
ねぇ…誰か教えて…。


「…ぃ、おい!有奈!?」

ハッと気が付くとあたしは机に突っ伏したままで肩を掴まれ、揺すられていた。

「…ナオ?」
「忘れ物取りに戻ったらお前寝てて…もう7時だぞ!?」
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