おと



いよいよ今日は合格発表の日!!!
初雪の中、A校に向かった。


…あたし達のテンションはやたら低かった。


『…あー、絶対落ちてる気がするわー。』

などと絢乃が言っている間、あたしは心の中で自分だけ落ちてたらどうしようと不安で堪らなかった。


合格者の番号が書かれている掲示板を前に恐る恐る顔を上げた。


あたしの受験番号は4007。
…お願い!神様!





…4001


…4003


…4004


…4007



…っあ!
や、やった!
受かったぁーーー!!!


絢乃は大丈夫かな!?
隣にいる絢乃の様子を伺うと


『おと〜!!!受かったぁ〜〜(泣)』

『あたしも〜〜(泣)(泣)』


そういって二人で泣きながら抱き合った。

雪が降っているにもかかわらず嬉しさで寒さを感じなかった。



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