7つ上の翔太先生。
後ろを振り返ると部活が同じ、



室岡真由がいた。



"室岡真由"(murooka mayu)


演劇部の同学年の友達。


今はクラスも同じ。


ちょっと変わった子だけど、中身は凄くいい子。


「どうした?」


なんてドアを閉めながら私に問いかけた。



「ううん、なんでもないよ?」


少し焦ってたの…気づかれたかな??



なんて不安を抱えながら階段を先生と私達で下りた。




「萌依乗ってくでしょ?」



真由のお母さんは凄く優しい。


学校の送り迎えもしてくれるし、車で塾まで迎えに来てくれる。


「…あ……今日はいいや。」


「えっ?!なんで!?」



「だって、いつも迷惑かけちゃってるから……」



本当は違う、先生と一緒に帰りたいから。







「そんなことないって」


「ううん、今日は…ごめんね?」


そういうと私は先生の居るところへ行った。





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