7つ上の翔太先生。
大学生と中学生
16日間
「あっ、またいいことあったでしょー」
瑠璃の勘は鋭い。
「よーくお分かりで♪」
私はテンションが上がると語尾に♪を付いている言い方になるらしい。
「で、聞けたの?住所。」
瑠璃はいつもの落ち着いた様子で聞いてきた。
「はい!!!!」
「ズルイ―――」
と瑠璃は言った。
私は声のトーンを下げて、
「で?瑠璃は聞くの??」
「………」
瑠璃は突然黙り込んだ。
「どした?」
「もう…無理かもしれない。」
「えっ?」
"何が無理なの?瑠璃。瑠璃は…大丈夫だよ……。かんちゃんは優しいから、大丈夫だよ。"
「この前ね、言われたの。『違う人に勉強教えてもらえば。』って」
「………」
かんちゃんがそんなことを言ったとは…初耳だった。
―――かんちゃん、瑠璃の気持ち気づいてあげてよ。
瑠璃の勘は鋭い。
「よーくお分かりで♪」
私はテンションが上がると語尾に♪を付いている言い方になるらしい。
「で、聞けたの?住所。」
瑠璃はいつもの落ち着いた様子で聞いてきた。
「はい!!!!」
「ズルイ―――」
と瑠璃は言った。
私は声のトーンを下げて、
「で?瑠璃は聞くの??」
「………」
瑠璃は突然黙り込んだ。
「どした?」
「もう…無理かもしれない。」
「えっ?」
"何が無理なの?瑠璃。瑠璃は…大丈夫だよ……。かんちゃんは優しいから、大丈夫だよ。"
「この前ね、言われたの。『違う人に勉強教えてもらえば。』って」
「………」
かんちゃんがそんなことを言ったとは…初耳だった。
―――かんちゃん、瑠璃の気持ち気づいてあげてよ。