7つ上の翔太先生。
「こんにちは…、」



と言いながらタイムカードを押す。



そして……愛しの先生が見えた。





いたぁーーーーーーと心臓は喜ぶ。



ドクンドクンと心臓の音が増す。




今日はいつもの特等席が使われているので、




少し奥に座った。






「宿題でわからないところある?」




と塾長は私に問いかけた。




「等式の…変形とか。」





「じゃぁ、多田先生とかに教えてもらってねー」




といいながら塾長はまたコピー機の前に行った。






―――多田先生。





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