7つ上の翔太先生。
心の中で叫ぶ『先生!!!!』という言葉が…




だんだん切なくなってゆく。






今さっきまで……楽しかった先生との思い出も忘れるほど、




ガヤガヤとした駅の改札前。





そこに私がぽつんと立っている。






現実逃避―――







今すぐこの長い道を走って先生のところへ飛んでゆきたい。







そしたら……もう、私には








何もいらないから。





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