7つ上の翔太先生。
優しさ

習字

私は書いた習字を登校日に提出した。



皆も書いた習字を広げていた。




"燃ゆる思い"そう書いた人は私ともう一人しかいなかった。



……恥ずかしかった。


どうしてそれを選んだの?



どうしてその字にしたの?


なんて聞かれたくなかった。



だって…『好きな人が選んでくれたから。』なんていえるばずもないから。




聞かれたら



「なんとなく。」



そう答えるようにしていた。



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