7つ上の翔太先生。
「何これ?」


と先生は私に言った。



「はいっ?!」


と私は裏返った声で先生に言った。


「コレ何?俺の名前書いてあるんだけど。」



…そういえば、


"A・B・Cの男子とD・Eの女子で各部長と副部長を決めます"



という内容の確立問題のプリントのA・B・Cの上に


塾の講師の先生でカッコいい人を


Aの上に庄治先生、


Bの上に斉藤先生、


Cの上に多田先生、


ってふざけて七美と書いたのが頭をよぎる。


もう…嘘はつけない。



「…あの…ですね…そ…それは…





塾のカッコいい先生で…わかりやすく例えを作ったんですよ~」



と笑い混じりにそういうと、




「おぉ―なるほど。それなら許す。」




と俺様系のキャラになった先生はとっても斬新なかんじだった。




『それなら許す』か……




実は先生…俺様タイプだったりするのかな?


やばい、カッコイイ。





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