7つ上の翔太先生。
考えただけでも、涙が出てくる。


…どうして?


先生は本当に彼女さんがいるの???



いなかったら、先生の彼女に立候補してもいいかな。




「じゃあ、お疲れ様でした!!」


と私は大きな声と笑顔で言う。



「じゃあ、気をつけてね、」



と右手をあげて、手をヒラヒラさせた。




私は、軽くお辞儀をした。





私は知っているよ、


先生が帰る方向が真逆の方なのに、バス停まで送ってくれること。



その優しさは……偽りの物ですか?



その優しさがもし、偽りのものであっても…彼女さんと同じような優しさであっても、








私は…幸せだよ。
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