7つ上の翔太先生。
「おはよう……」


と教室に私の挨拶が響くと、一斉に私のほうを見て、


「萌依ちゃん。おはよー」と言ってくれる。


そして、皆は勉強に励んでいる。


もう、テストなんだなーと改めて思い知らされる。




「はぁ…」と私は大きなため息を付いた。




瑠璃はすごく毎日が楽しそう。



なんか、笑顔が…いつもより倍可愛い。



”恋する乙女”って感じ…




瑠璃はルンルンになって、私の横の席に座った。




「大丈夫?」



「大丈夫じゃないよ~」




「…?昨日会ったんじゃないの??」



会ったよ…会ったけど……



「会ったけど…喋れなかった。翔太先生不足かなー」




瑠璃はふははと大きな声を出して



「なんじゃそりゃ。」といった。




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