7つ上の翔太先生。
「……うおっ。」


先生帰りの準備万端…。


いつもの紺色のマフラーだ………、


早くタイムカードを押さないと…先生が来ちゃう。


…うぉっ、噂をしていれば…大好きな先生。



奥の部屋から出てきた七美。


「先生…サラリーマンっぽいっ」


と一言、


「ふふふ、よく言われる。」


と先生は自分のタイムカードを探し始めた。



「そこがまた先生のかっこよさなんだよ。」


「ん?どうした??」


先生に聞こえないように言ったつもりが、


先生にもろバレ。



「いやっ、なんでもないですっ。では!!」



と私は百合丘塾のドアを思いっきり閉めた。





< 247 / 273 >

この作品をシェア

pagetop