7つ上の翔太先生。

彼女さん。

そして、タイミングを見計らって七美は先生に質問した。




ドッキン……ドッキン……





『先生は彼女さんが身近にいるんですか?』













「えっ、あっ…まあ。」



『なーんだ知床半島じゃないんだ……』



と七美は先生に言葉を残し、私のところへ来た。



このとき私は……勉強をしてたフリをした。


プリントは先生が持っているから、


適当な教材を読んでいた。




「いるってよ。彼女、」




七美が言った一言、


あまりにも残酷すぎる現実。







どうして神様はそんなにも…意地悪なんですか?












< 253 / 273 >

この作品をシェア

pagetop