7つ上の翔太先生。
もう……つくり笑顔は辞めよ。


先生がこっちをチラチラ見ている……




―――私は精一杯笑えてた???





いつもはバス停まで送ってくれる先生は、今日は本屋に用事があると言って早めに別れた。



目の前がぼやけて何も見えないよ…、



涙がどんどん流れ出す。


止まらない涙、



叫んでもこの声は誰にも届かなくて…




この涙を拭ってくれる人は誰一人もいなくて…




誰も私を慰めてくれる人はいない。




もう、疲れたよ……




全部涙が枯れちゃったよ、









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