7つ上の翔太先生。
大好きな先生へ
大好きな…大好きな先生へ。



先生と…出会ったのは、この教室。



はじめてみたとき、きっと私は……先生に惚れていた。



そのことに、全然気づかなかった。





先生の手は大きくて、背も大きくて、優しい声をしていて、





なにより……勉強の教え方が上手かった、




そんな……先生を『くま先生』って心の中であだ名をつけた。








それから、月日がどんどん経って……





先生と頻繁に塾で会うようになって、



他愛のない話をしたりしていくうちに……
 


『キュンキュン』この音が…鳴っているのに気づいたんだ。





はじめは……全然、"恋"だって気づかなかった、




…違う………気づきたくなかった、






年上の人を好きになるなんて、もうしたくなかったから。



辛い思いはしたくなかった。










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