7つ上の翔太先生。
「じゃぁ、帰りも問題出してやるから!!!それまでにちゃんと覚えといてね。」



なんて先生が笑顔で言うから、


「はいっ!!絶対覚えます!!!」なんて断言した。


先生は違う生徒のところへ行った…










……無理だ………



こんなの覚えられる訳が無い、



今さっき言った言葉を取り消してほしい…



そんなことを考えながら英語のプリントをやり始めた。




時には理科のノートをちょくちょく見る。





数分後…



英語のプリントが半分終わった頃、


上から誰かの手が見えた。


「ん?」と顔を上げると



机と机の間の仕切りがある上から手を伸ばしていたのは…多田先生だった。




「Nはなんだ――??」


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