7つ上の翔太先生。
「あっ、うん。」


先生は答えを持って私の横に座った。



少しの沈黙。



その沈黙を破ったのは先生だった。



先生はプリントに目を向けながら言った。



「Sは?」



「硫黄。」


「水素は?」


「H。」



「ふふふ…覚えたじゃん。」



先生のささいな言動がどれほど




私をドキドキさせているか。








先生の横顔は本当にかっこよくて…




もう、イチバンドキドキしちゃう位置。




鼻血出そう……



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