7つ上の翔太先生。

住所

英語の時間空を見上げていると、


「おーい。」



「……」



そう話しかけてくるのは小山雄二(oyama yuji)


私の…元彼の男子。



いいやつだったけど…やっぱり恋人以上にはなれなかった。



いつも顔を見る度に「ごめんね」そう思う、



素直になって言えないのが私の短所。



あいつは…小学校の頃から私を好きだったと友達に聞いた。


聞いたときはビックリしたし、からかわれたし、

でも…内心すっごく嬉しかった。

性格も・・・私から見たらいい男子だったし、

でも…周りからはキモイの連発。

顔は…ちょっと残念だけど。





なんて小山に呼ばれていたことすら忘れていた。



「あのぉー」


なんて語尾を伸ばしていう。


「はい。」


なんて冷たく返す。


「のり…貸していただますか?」


のり如きかよっ、と心の中でツッこむ。


「ほれ。」

なんて私はのりを渡す。

「サンキュ。」


なんていつものことだから適当に挨拶を交わす。
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