7つ上の翔太先生。
「えっ?」


「お前…先生が…す…」



やばい。どうしよう…ばれてる。



「それ以上言わないで!!!」


そうクラスに私の声が響いた。


「あっ、ご…ごめん。」


テンパっている私に小山は言った。


「あっ、いや別に。」


「…内緒ね?」


なんて小山は…絶対に……言わないって信じてるから。




「そんなバラして得することねーから。」



なんて言う小山はいつもより優しかった。


だけど、ちょっと茶化したい気持ちで一杯だった。


「小山も大人になったね!!!」



なんてからかう私と小山ははたから見たらカップルのようなんだと思う。




「五月蝿いー」



なんて私たちは笑いあった。

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