7つ上の翔太先生。
ひとつ深呼吸ををする。



「先生、書いてください!!!」


私は腕をまっすぐにして、先生にメモ帳とペンを渡した。



「何々?」



とノートを見た。


ノートの上には、


『先生、もし迷惑でなければ
年賀状を出したいのですが、
ここに住所を書いてもらえますか?』


そう書いたノートを渡すと、


「ホント??嬉しい……」



先生は呟きながら住所を書き始めた。




先生…私…今なら死んでもいいよ……



もう、私幸せすぎて…涙が出そうだよ。


先生が私のノートに字を一生懸命書いてる姿、

写真におさめたいぐらいかっこいい、


「はい、」



「ありがとうございます!!!」



そういうと先生は手袋を付けた。







ガチャ


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