【短】ずっと
胸の奥が、じわーと熱くなるのを感じた。私は
「ありがとう。何度言ってもたりない。本当にありがとう。もう1人じゃないんだ。
私は私として生きていいんだ。」
「そうだよ。
花恋は1人じゃない。
私がいる。いつでも相談にのるし協力する。
そのかわり、花恋もずっと私のそばにいて、
私の相談にのるのよ。いい?」
いつものお姉さん顔で
実桜は言った。私の答えは決まってる。
「もちろん」
私たちは、笑いあい、涙を拭いて教室に戻った。
恋は永遠じゃないかもしれないけど、愛と友情は永遠だと私は信じる。