好きすぎて
そして、純は少し


考えてた。



そして、純が口を開いた。


「...いた。」



『え?』


「妬いた。すっごい妬いた。

 だからこれ以上私から離れないで。」


俺の都合のいい妄想かと思った。


信じてくれないと思ってた。


でも純は、こんな俺を信じてくれた。



『うん。離れない。』



「浮気もしない?」



当たり前だ、こんな思いするくらいなら


2度とするか。



『しない、絶対しない。

 もうこれ以上さびしい想いさせない。』



「じゃあ、また、一緒に帰ろう。」




『いいよ、帰ろう。


 じゃあ...ハイ』


「手?」


久々に手を繋いで帰りたくなった。
< 22 / 27 >

この作品をシェア

pagetop