好きすぎて
ホテルに着いて部屋を取った。


「ねぇ、早くいこーよう。」


『うん、ちょっと電話していくから

 先に部屋行ってて。』



嘘。


本当は電話なんかしない。



そもそも、俺はヤルつもりはない。




この女とホテルに入って行くところを


誰かが見て噂をすればいい。




それを純が聞いて、ヤキモチを


妬いてほしい。






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