約束〜あの日の絡ませた小指〜
「あのさぁ、智成美?」
「ん、なぁに?」
「今から俺んち行かない?
……………
いやっ、深い意味はないんだけどさ〜…」
「んー、別にいいけど」
マジかぁ!!
ヤバい。何話せばいいの
―――京介んち―――
「どうぞ、」
「あっ…お、おじゃまします」
「そこら変座っといて
あと、友里とかにメールしといて」
「りょーかーいっ」
「はい、麦茶でいいね」
「うんっ」
って可愛く頷いてやがる
「好き」
「えっ?京介なに言ってんの」
「だから俺、智成美の事すきになったの」
「えっ?う、そでしょ?」
「ホントだよ。
智成美は?智成美はどう思ってんの、俺の事?」