俺様狼と子猫少女の秘密の時間②

……えへへ。

たこさんウインナ~~。


「お前ってほんと可愛いのな」


「!!」


びくん、と大きく肩を揺らした。

箸を咥えて、さっと顔をそらす。


先輩……三日に一回は可愛い言うよ…。


「…あ、これ美味い」


ドキドキしまくっているあたしなんか、まったく目に入っていない様子で、から揚げを口にして呟く。


「じ……じゃあ、明日もこれにしましょうね、うん」


三日に一回…。

三日に一回だよ?

慣れようよあたし……!!


…いやでも。

ドキドキするのも悪いわけじゃない…けど…。


「……」


三分の一ほどしか食べずに、カチンと固まってしまったあたし。

悶々と考え込む。


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