俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
きょときょと見渡していると、後ろから腕が回ってきた。
同時にふわりと先輩のにおいに包まれる。
……だけじゃない。
「先輩!」
その回ってきた手は、まるで生き物のように体を這い回る。
しかもするりと服の中に浸入してきた。
「ななななにやってんですか!」
慌てて腕をつかみ、振り返ろうとする。
「んっ……」
振り返った…かと思うと、すかさず唇をふさがれ何も言えない。
「せ、先輩…」
濃厚な口付けに酔いしれているうちに、簡単にソファに押し倒されてしまった。
「な、なにを……お昼ですよ? しかも昼食の時間――」
「俺的に悠由食えればいいし」
いやいや…。
あたし的には普通にご飯食べたいんですけどー。
「ってちょっと!!」
言ってるそばから服を一枚剥がれ…。
また一枚と、剥がれていく。
「あ…っ…」
…あたしって……意思、よわっ。