俺様狼と子猫少女の秘密の時間②

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「…っせ、先輩の……ばか…」


満足そうな表情であたしの髪を弄んでいる先輩にもたれかかり、精一杯の反抗をみせてみる。


「可愛かったけど？」


「っ……」


体中を先輩の手とキスで弄ばれ、ぐにゃぐにゃになっているあたし。

耳元で囁かれ、カッと真っ赤になった顔を隠すようにそっぽを向いた。


「……先輩の…ばか」


「なんだって？」


「なんでもないっ」


「くくっ…ああそう…」


わわわ笑わなくたって…。

人のことからかって遊んで面白がるその癖やめようか。ね。


「先輩あたしもう戻るぅ～」


「戻れば？」


「……」


くっ…こいつ…！


「…戻るもん」


例え……例え先輩が後ろから抱き着いてて動けなくとも!!

腕が絡みついて離れなくとも!!