俺様狼と子猫少女の秘密の時間②

「おいっ!」


「へ?」


「お前なにうっとりしてんだよ」


あ…ら。

つい。思い出しちゃって…。


「で? ど、どうなんだよ」


「だからー夢は見たけど…恥ずかしくって言えない❤」


「なっ、なにっ? 恥ずかしくて言えないような夢だと!?」


だあってちょっと。ねえ!?


「うっ…い、いや。この際夢なんてどうでもいいから、だからあれはどうなんだ?」


「あれ?」


「だ、だから……お前あの男と結婚するのか?」


「へ? ……やっだもう! 那智兄なんであたしの見た夢知ってるのーっ」


え? えー?

言ってないよねあたし!


やだもう~那智兄ったら!


「はあ? 夢? ……なんだ夢か…」


「?」


ていうか……。あれ?

結局ゾンビの謎は…。


「…まあいいか」


どうせ那智兄のことだから、コンビニでポテト買おうと思ったらなかったんだよきっと。


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