俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
勝手に納得し、夢を思い出した幸せの気分のまま自室へ戻った。
「ん?」
ベッドに放り投げてある携帯が光っている。
手にとって腰を下ろし、開いた。
「めーる」
『明日一時』
…ってみじかっ!?
短すぎにもほどがある!
……それでも分かっちゃうあたしって…。
つまり、明日一時に来いってことだよね。
宿題持って。
「えーと。分かりました、かな?」
うーん。
は~い(はぁと♪)とか?
…いや。フツーに分かりましたでいいさね。
ピッ
送信ボタンを押して、再びベッドに放り投げて部屋を出た。
先輩はもう返してこないだろうし。
……と、思った矢先。
「……」
はい。
今鳴りましたね。
確かに聞こえましたよ部屋の中から。