俺様狼と子猫少女の秘密の時間②
戻って携帯を開くと、美紅ちゃんからだった。
そうだ…。
なにも先輩だけじゃないんだった…。
あたしだって一応友達ってもんがいたんだったわ。
書かれていたのは早速出かける計画。
あたしと杏子と三人都合が合えばちょっと遠出してみようって。
八月に入ってからね?
うんうん…。
返信して今度こそ部屋を出た。
ちゃんと携帯持ってね…。
「ああ、悠由。ちょうどよかった」
「ん?」
「夏休みの最後の週お父さんのとこみんなで行かない?」
「へっ…」
さ、最後の週ってなんでまた?
「仕事の都合が、こっちのその辺りしか合わないらしいのよー」
「そうなんだ…」
ま、まあいいけど…。
なんか。
今年はずいぶんと充実の夏休みになりそうだ。
先輩とお勉強できるしーーっっ❤❤
杏子たちとお出かけできるしー。
海外旅行…♪
ふふ。明日楽しみ!