俺様狼と子猫少女の秘密の時間②

「で……なんで君が休むわけ?」


「だって一人暮らしだよ? 心配だよ」


「ああ…そう。なるほどね」


一人勝手に妙に納得し、頷きながら去る翔くんだった。


「…?」


あ、そういえば。

席変わったとかなんとか…。


…あ、本当だ。

あたしの席だったとこに知らない女の子(注:クラスメイト)が座ってる。


……えーと。

じゃああたしどこへ?


「悠由悠由、ここ!」


「ん?」


……わあお!

杏子の後ろなの?

やったあぁ~♪


「杏子~~っ」


「おーよしよし」


えっへっへ。

翔くんとも席は離れたし杏子とは近いし!


「にしても奇遇だよなー悠由♪」


「へ?」


「また隣なんてさー。あっはっは」


……NOーーーーー!?


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