黒い大きな犬
「あの、やっぱり…何を見つければいいのか教えてください。何故教えてくれないんですか? 探すものが判ってないのに見つけようなんて、誰も出来ない」
父親ハムスターは意を決したように頷いた。
「ウヒ…そうですじゃな。判りましたですよ。話しましょう」
息子ハムスターは同じ場所で何度もピョンピョンと跳ねていた。

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