「ま、待って!やめて~~~~っ!」


女は娘に向かって駆け出した。



耳をつんざく激しいブレーキ音。


宙に舞う女。


即死だった。


集まって来る人だかり。



義理の娘には義母の死よりも、今、そこの公園でもらった風船が手を離れて大空に吸い込まれて行ってしまった事の方が重大だった。



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