─侵食─悪魔のような男

「所で…その後子猫ちゃんはお前に懐いたのか?」



くっと口の端を上げた暢が劉兒に問い掛ける。



「…微妙…いまいちわかんねーまぁけど手放すつもりはないから」



「今回はマジなんだな…でもあんま子猫ちゃん追い詰めんなよ?」



「わかってるよ」



劉兒は「ふぅー 」と息を吐いた。



「少しばかりの自由を与えてみたんだ…」



「自由って?」



暢はどういう意味かと劉兒に尋ねた。
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