─侵食─悪魔のような男

もっともっと可愛がって溺愛すれば、彼女は子猫のように俺に懐くのだろうか?



劉兒は深く溜め息を吐いた。



「はぁーっ…ユウリ…」



その笑顔を自分にも向けて欲しいのに、相変わらず2人の間には境界線があるような気がしていた。



何故なんだ?友達にはあんなに笑えるのに…



少しずつでいい…そう思っていたが、いっこうに変わらない2人の関係に、劉兒は少し焦りの色をみせていた。



いっそ強引に全てを奪ってしまおうか…
< 125 / 434 >

この作品をシェア

pagetop