─侵食─悪魔のような男

┼今夜キミの全てを┼


「あたしどうしちゃったんだろう…?」



ついさっきまでは、劉兒の束縛と独占欲にうんざりしていたのに…



今は会いたくてたまらなかった。



もしも今…劉兒に求められたら?



あたしの心と身体は、喜んで劉兒に全てを差し出すことだろう。



「はぁーっ…どうしよう…」



ユウリはぶんぶんと頭を振り、「そうだお風呂入ろう!」と立ち上がった。



服を脱ぎ捨て湯船に浸かる。



「あっ…着替え用意してなかった…」
< 134 / 434 >

この作品をシェア

pagetop