─侵食─悪魔のような男

乾いた髪を撫でる劉兒にユウリは問い掛ける。



「ねぇ…もう…行っていい?」



優しく髪を撫でられ、ユウリは変な気分になりかけていた。



「もう少しこのままで…」



いつの間にか隣に座っていた劉兒は、バスローブからチラリと見える胸元や、白い太ももに興奮を覚えていた。



ユウリの唇を指先でなぞる。



「んっ…あっ…」



思わず漏れる甘い吐息…劉兒はたまらず唇を塞いだ。



少し開いた唇…優しく舌を滑り込ませ絡ませる。
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