─侵食─悪魔のような男

赤く頬を染め、劉兒にしがみつくユウリを見ながら心に決めた。



─逃がさないよ─



ベッドに運びユウリを横にすると、激しく口づける。



「んんっ…」



さっきまでの甘いキスと違い、激しく奪うようなモノだった…



潤んだ瞳、火照る身体、劉兒の欲望に火をつけてしまった。



バスローブの紐をほどき、ユウリの白い肌が露わにする。



首筋から胸元まで、そっと指先でなぞる…



ユウリは恥ずかしさで、身体を手で隠すように覆う。
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