─侵食─悪魔のような男

『ユウリ…やっと見つけたもう逃がしはしない…お前を手に入れる為なら俺は何だってするよ?』



一也に連れられ、喫茶店を訪れるユウリを、劉兒は車の中からじっと見つめていた。



ユウリを手に入れる為だけに作らせた喫茶店。



こうやって彼女の周りを自分の身内で固めていく。



喫茶店でのバイトが始まってからは、常連としてユウリのそばに近づいた。



何の疑いももたず、楽しげにするユウリ…



ゆっくり俺の物にしてあげる。
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