─侵食─悪魔のような男
┼我が儘な男と少女┼
昨日までとは明らかに違うユウリの態度。
身体を重ねたからか…?
無理に抱かれたわけでもなさそうだった。
昨夜の行為に多少でも心はあった…そう劉兒は思いたかった。
きっと"情"が"愛情"に変わるはずだ…
ゆっくりと俺を知ればいいさ。
ユウリのしなやかな手の動きにうっとりとしながら、劉兒は目を閉じた。
気持ち良さそうにソファーに身を預ける劉兒を見ながら、ユウリは髪を乾かす事に専念していた。