─侵食─悪魔のような男
「できたっ♪劉兒って癖っ毛なの?結構柔らかいんだねー」
さわさわと劉兒の髪を触りながら話す。
「んーそうだよ…」
ユウリに髪を触られる気持ちさ…
こんなに穏やかな時間を過ごしたことがあっただろうか?
ユウリを膝に座らせ抱き締める。
「ねぇあたしお腹空いちゃった」
「あぁ…そうだな…ふっそういや何も食べてないな…まぁ俺はユウリを食べたけど♪」
「ご馳走さん♪」と意地悪く笑う劉兒を「もうっ!」とパシッと軽く叩くユウリ。