─侵食─悪魔のような男

冷や汗をかきながら、視線をそらす運転手に"チッ"と舌打ちする劉兒。



ユウリの後ろ姿を見送ってから、ゆっくりと車は動き出した。



†††††
†††



「おはよう咲っ」



「おはようって…何か感じ違わない?」



「えっ!なっ何で?!」



ユウリの微妙な変化に気づいた咲。



「流石だね咲…後でゆっくり話すから」



この間の寂しそうな表情のユウリとは、明らかに違う…
< 174 / 434 >

この作品をシェア

pagetop