─侵食─悪魔のような男
┼チラつく女の影…┼
「咲…あたし…どうしたらいいか解らない…」
それはある日の昼休みの事だった。
昼食を食べ終わり、ユウリと咲は何時もの空き教室にいた。
突然ユウリが口を開き、思いもよらない事を耳にする。
「何突然?」
「劉兒…浮気してるみたいなの」
「はっ?嘘でしょ…そんなはず…」
「ううん…あれは絶対ほかに女がいるわ」
咲は言う「好都合じゃない」と。
「なんで?」
ユウリは首を傾げ咲を見る。